GY−DV300 とHDR−FX1の比較 DVモード
ビクターの業務機GY−DV300とソニーの民生機HDR−FX1の画像比較をしてみました。
GY−DV300は、解像度があり、はっきりくっきりしています。 発色も鮮やかで目で見たそのままの雰囲気で
映ります。 また暗くなってきても、色乗りは変わらず、綺麗で正確な発色です。 暗い場所でも明るく映り、
LOLUXモードにすれば、解像度は落ちますが、さらに明るく映ります。 子供達の線香花火の様子をきちんと
写せたのは、この機種だけでした。
また明暗差があっても、白飛び、黒潰れもほとんど無く映ります。 スキー・海やプールでの撮影にも不安があ
りません。ダイナミックレンジがかなり広く400%〜700%程度ありそうです。(公称400%)
HDR−FX1は、GY−DV300に比べると解像度が低く、多少ぼんやりしている感じです。同じソニーのVX2000より
劣る部分もありました。発色はソニーらしく青みが強く出るようです。 発色はあまり正確ではありません。 暗くなるに
つれて色のりが悪くなり、淡く・黒っぽく・不正確になります。 民生機の中では明るい方ですが、GY−DV300を使った
ことのある人には不満が出るかもしれません。また多少黒潰れが目立ちますが、ノイズが少なく見やすい感じです。
ダイナミックレンジは、狭く200%程度の印象です。
上記の点については、SD画質ですから、FX1本来のHD画質で比較すれば、解像度は、はるかに上です。 ただし
発色やダイナミックレンジの狭さは、良くなりません。残念な点です。
これは、HD大画面テレビで鑑賞すれば、解像度の良さがありますから、気にならなくなるとは思いますが...。
以下にサイズが大きいですが、実験結果を示します。 ホワイトバランスは手動で合わせこんであります。
明るい部屋 GY−DV300
明るい部屋 HDR−FX1
中照明部屋 GY−DV300
中照明部屋 HDR−FX1
北側の多少暗い部屋相当 GY−DV300
北側の多少暗い部屋相当 HDR−FX1
GY−DV300はロラックスモードにすると明るくなる
北側の多少暗い部屋相当 GY−DV300 LOLUXモード
目で見てチャートが読める限界暗さの部屋 GY−DV300
目で見てチャートが読める限界暗さの部屋 HDR−FX1
GY−DV300はロラックスモードにすると明るくなる
目で見てチャートが読める限界の暗さ部屋 GY−DV300 LOLUXモード
太陽を入れた空 GY−DV300
太陽を入れた空 HDR−FX1
夕刻の空(夕焼けは無し) GY−DV300
夕刻の空(夕焼けは無し) HDR−FX1
テレ側をFX1に合わせる 電線 GY−DV300
テレ側 電線 HDR−FX1
GY−DV300ではさらにズームアップできる
テレ側 電線 GY−DV300
夜景 GY−DV300
夜景 HDR−FX1
GY−DV300 ロラックスモード
GY−DV300 LOLUXモード
夜景2 GY−DV300
夜景2 HDR−FX1
GY−DV300 ロラックスモード
夜景2 GY−DV300 LOLUXモード
夜景3 GY−DV300
夜景3 HDR−FX1
夜景4 GY−DV300
夜景4 HDR−FX1
GY−DV300 ロラックスモード
夜景4 GY−DV300 LOLUXモード
夜景5 GY−DV300
夜景5 HDR−FX1
夜景6 GY−DV300
夜景6 HDR−FX1
GY−DV300 ロラックスモード
夜景6 GY−DV300 LOLUXモード
夜景7 GY−DV300
夜景7 HDR−FX1
GY−DV300 ロラックスモード
夜景7 GY−DV300 LOLUXモード
見た目と同じ明るさ、色合に、GY−DV300は写っています。 この再現力はすばらしいです。
SD画質で良い撮影場面では、GY−DV300のダイナミックレンジの広さや、暗いところに強いといったことは大切で、
今後も手放せないです。 FX1の後継機では色乗りやダイナミックレンジといったことも考慮した機種の発売が望まれます。